最終学年を手前に、冬~春にかけて病院見学や就業体験を検討する看護学生さんも増えてくるのではないでしょうか?
今回は、就職活動のスケジュールとともに、就業体験や病院見学会・説明会で聞くべき質問について、現役看護師さん・先輩看護学生さんからのアンケートをもとにご紹介していきます!
今回の記事はこんな人にオススメ!
- 自分が就職するうえで譲れない条件がぼんやりしている
- どんなこと聞いたら、病棟の普段の様子が分かるんだろう?
- 質問はありますか?ってよく聞かれるけど、あんまり思い浮かばない・・・
就活スケジュールって?
一般的な看護学生さんの就活スケジュールは図のようになっています。近年は、最終学年を迎える前の年に、夏くらいから合同就職説明会や就業体験・病院見学に参加し、自己分析や病院の情報収集を始め、冬~春休みにかけて就職試験を受けるところの目処をつけたり、もう一度就業体験に参加したりしているようです。
一部の病院では2月ごろ就職試験が始まるため、実習や授業と両立するためにも、早めの情報収集に動き出す学生さんが増えています。

先輩たちはどのくらい病院見学・就業体験に行っているの?
病院見学には、どのくらいの数の病院・施設に行きましたか?(2020年3月~5月自社調べ)

病院見学には、2カ所以上行く人が1番多いことが分かりました。中には5カ所以上行く方も。
就業体験には、どのくらいの数の病院・施設に行きましたか?(2020年3月~5月自社調べ)
就業体験に関しては、2〜3カ所と5カ所以上に大きく分かれました。地元以外でも就職を考える方は特に選択肢を多めに検討しているのだと推測されます。
また、アンケートの回答を分析した結果、病院見学で0と答えた方の多くが就業体験を重視してたくさん参加していることがわかりました。見学よりも就業体験の方が長時間病院を見ることができ、病院の実際を見るチャンスが多いためと考えられます。
病院見学・就業体験で質問すべきことは?
せっかく病院見学・就業体験に行くのなら、
管理職の方に聞いてみた
ある現役看護部長さんに、学生さんに着目してほしいポイントについて伺いました。
・基礎教育と大きな乖離がないこと
・キャリア開発の支援が十分にあること
・専門職としての自立性が尊重され、発揮できること
・自己実現できる環境であること、常に目標を持って行動できること
・新人を指導することで、他の職員も学ぶという組織文化があること
人材を育てる立場の方の意見として、以上のようなポイントが上がりました。これらを簡単な質問に置き換えると、以下のようになります。皆さんもぜひ考えてみてくださいね。
・基礎教育と大きな乖離がないこと
→ 新人教育はどのようなものですか?年間の教育計画を教えてください。
夜勤はいつごろからはじまりますか?
昨年度、新人で離職した人は何人いますか?
・キャリア開発の支援が十分にあること
→どのような支援や研修がありますか?
学びたいことに合わせて、部署異動の希望はできますか?
・専門職としての自立性が尊重され、発揮できること
→今のお仕事にどんなやりがいがありますか?
お仕事で大切にしていることを教えてください。
・自己実現できる環境であること、常に目標を持って行動できること
→職員間の協力体制は良いと感じますか?
専門資格を持った方は、院内でどのように活躍されていますか?
・新人を指導することで、他の職員も学ぶという組織文化があること
→指導体制はどのようなものですか?
プリセプターの先輩以外にも、相談できる環境ですか?
新人看護師さん・中堅看護師さんにも聞いてみた
また、教育体制や新人にとって重要なポイントについて、中堅看護師さんにもお答えいただきました。アンケートにご協力いただいた新人看護師の先輩や、質問に関連したツイートもご紹介します。
1.プリセプターがつくのか、プリセプターは何年目がつくことが多いか
感情で動かない、性格が落ち着いてて仕事完璧で早くて話の伝え方が上手くて記憶力えげつなくて後輩とも先輩とも仲良くて優しくて気遣いが出来て皆からあの人がプリセプターとか当たりだよって言わせるようなぼくのプリセプター、控えめに言って大好きすぎる
— 暖かい目で見る橋本環奈 (@__no_angel__2) August 25, 2020
2.新人が各部署何人配置されて、指導者が何人に対して何人つくのか
パンフレットではわからないことを聞いてみましょう。指導者がマンツーマンの状態に近ければ、それだけ手厚いということになります。一方、病棟に同期が少ないということにもなるので、どちらにも善し悪しがあります。
2人の先輩看護師に対し、3人の新人看護師という体制をとっているところもあります。組み合わせの難しさもありそうですが、先輩どうしも確認し合える関係性のもとで学べるのもいいですよね。
3.新人看護師の離職率
従来は全国平均7.0%台と言われています。何人入ってきて、どれくらい離職したのかざっくり知れるはず。ただ、1〜3年目の看護師は多いけど中堅の人が少ないという職場は、子育てしにくい可能性、あるいは奨学金の縛りがなくなって転職していった可能性も考えられるようです。他の年齢層の分布にも着目して見学してみるといいかもしれません。
【よくある病院情報をアセスメント】
・新人20名入職し1年目の離職率0%
・1〜3年目.10年目以降のナースが多い
・グループ系列.付属病院→離職率0%なのは、そもそも20名全てが奨学金を借りていて縛られている。また、お局ナースが多く看護学校からの縦社会強め環境があるかもしれない
気をつけて😂
— 齋藤透|訪問看護師 (@toru_saitou) May 29, 2020
4.研修について
先ほど、管理職の方からは勉強熱心であることがよしとされていましたが、それが強要されていないか、注意して聞いてみてもいいかもしれませんね…!
5.休み希望について
どれくらい連休がとれて、希望が通るのか。有給の消化率も聞いてみましょう。
お休みとは関係ないですが、休憩がしっかり取れているのか?という細かいストレスはないかを聞いてみたという先輩看護師さんもいらっしゃいました。
また、産休や育休をとりやすい雰囲気があるのかどうかも、実際に育休をとって復帰しましたよ〜というパパ・マナースにお話を聞けるといいですね〜!
7.夜勤がどれくらいから始まるか
一斉のタイミングで夜勤にはいるカリキュラムを提示している病院でも、よくよく聞くと「個人の成長に合わせて判断している」というところも増えてきました。実際にどのように夜勤デビューを果たしていくのか、聞いてみると良さそうです。
8.希望の科があるなら希望の科に行ける可能性は高いのか?
希望の科にいけず、配属当初からがっかり…という先輩看護師さんもいます。どれくらい希望が通るのか確認することも重要ですし、明確にチャレンジしたい科があるなら徹底的なアピールが必要です。
9.看護師さんの普段の生活サイクル
休みの日は何をしていますか?など、普段の生活が分かる質問をするのもオススメなんだとか。お仕事だけでなく、プライベートも大切にしたいですよね。何時に出勤して、何時に帰るのかを聞いてみると、どのくらいで家を出たらいいのかが見えてきたり、前残業がどのくらいあるかも見えてきたり…
就業体験で聞くべきこと まとめ
就業体験や病院見学の時に質問するべきポイントは抑えられたでしょうか?
就業体験や病院見学では合同の病院説明会などと違い、実際に足を運んで雰囲気を感じ取ったり、質問できたりするところがいいところ。
つまり、
・直接でないと聞けない話/ぶっちゃけた話
・パンフレットやWebサイトには載っていないこと/分からないこと
を聞くことが大切です。
また、就活生にとってイメージがつきやすいよう、入職して年数が浅い先輩看護師さんが就業体験や病院見学の場に来てくださることが多いです。ぜひ新鮮なうちの意見や感じていることを聞いてみましょう!


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